ここには技術・数学以外の文章(小説・評論など)が晒される予定です。

サークル関連

主に読書会関連の資料。

夢野久作の世界 ~破格の異色作家と本格ミステリ~
読書会資料(2012/07/14)。夢野久作の短編のうち、「瓶詰の地獄」「死後の恋」「鉄鎚」「一足お先に」を題材に、夢野久作作品のもつ魅力について考察したもの。「瓶詰」や「鉄槌」では「真相の提示」とでも呼ぶべきものは殆んど行われていない。そこで、これらについてどういった解釈が可能であるか、といったことの考察も行っている。最後は『ドグラマグラ』読もう、という呼び掛けで終わる。
コントの中に観るミステリ精神 〜Monty Python とラーメンズから〜
読書会資料(2012/03/10)。Monty Python とラーメンズのコントを、ミステリ的視点から紹介・読み込むという触れ込み。コジツケようと思えば何でもミステリにコジツケられるということの証明のような気もするし、やはり笑いの手法にはミステリと共通するものも多いということもわかる。
本格ミステリと『真相』の問題
〜三津田信三『作者不詳 ミステリ作家の読む本』〜
読書会資料(2012/01/14)。三津田信三『作者不詳 ミステリ作家の読む本()』ミステリにおける「真相」の問題について考察したもの。後期クィーン問題や操り問題など。本格ミステリにおける「論理(ロジック)」は、しばしば「帰納法」として紹介されるが、正確には「アブダクション」と呼ばれるものである、ということについても言及している。

小説

サークル誌や内部向けに発表したものも含めた、自作小説。

イガスレイヤー 最終エピソード ザ・ラスト・ジャッジメント #1
サークルの山田風太郎『甲賀忍法帖』読書会に「感想文」として提出したもの。『甲賀忍法帖』最終章の冒頭を忍殺文体でリライトしたしょーもないパロディ。著作権的にグレーな気もする。甲賀忍法帖の結末を割っているので未読の方は注意

評論

主にサークル機関誌に発表した探偵小説等の評論。

『夏と冬の奏鳴曲』論 ──或いは喪われた中心と探偵小説
麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』を一種のメタ・ミステリとして読み解き、近代科学の発展とキリスト教的世界観の崩壊と本格探偵小説の勃興の関係についての考察を行う。本稿において提示するのは、本格ミステリとは科学によって喪われた《中心=神》を科学的手法によって再構築する文学に外ならないという解釈である。このテーマは、テレビドラマ「熱海の捜査官」が実在論的世界観に基づくミステリとして読み解けるという事実と組み合わせてミステリに関して示唆的な意味論セマンティクスを提供するが、そちらの原稿はまだ準備中である。